京都ならではの歴史を感じさせる老舗カフェをご紹介いたします。
四条河原町。京の近代化を象徴してきたこの場所で、移り行く都の姿を眺め続けている店がある。喫茶「フランソア」。雪白の壁と大きくとられた黒縁の窓が、ヨーロッパのカフェを思わせるが、その想像は店内に入ると確信へと変わる...
18歳。京都に魅かれて、この街に住み始めた頃、「朝日シネマ」と六曜社地下店のミルク珈琲&ドーナッツが私にとって最高の贅沢だった。田舎では見れなかったフランス映画の感動が冷めないようにと急ぎ足で河原町を下った。騒がしい街に背を向けて降りる階段の側面には、先刻見た映画のポスターが興味をそそるイベントの宣伝と一緒に無造作に貼られていた...
昭和7年(1932年)に「スマートランチ」なる洋食屋を創業。 戦後、「スマート珈琲店」に社名変更され、現在に至るこの喫茶店は、街の中心に有るにもかかわらず、どこかノスタルジーを感じる寺町通に店を構える。
昭和23年(1948年)創業のソワレ。"soirre"はフランス語で夜の時間、夜会、夜の公演の意味。その名の通り、扉を開けるとドアの向こうには、今が昼間であろうとタイムスリップしたかのようにソワレ(夜)の空間が広がっている。幻想的と言う言葉がピッタリの蒼い照明は店内の美術品達をさらに美しく照らし出す。